メイヌー、サントス、ティーレマンス――ダブルボランチ相性診断
まず三人の役割を数字で整理する
2025/26におけるプレミアリーグ公式分析では、ティーレマンスとメイヌーの配球能力にはかなり大きな差が出ている。

サントスは別タイプだ。2025/26のプレミアで2.7タックル/90、タックル成功率74%、グラウンドデュエル勝率67.8%。1,000分以上出場したMFではグラウンドデュエル勝率がリーグ最高だった。さらに57.1パス/90、成功率90.1%を記録している。
そしてバレバは2025/26こそ2.0タックル/90、5.69リカバリー/90に落ち着いたが、ピーク時には6.5リゲイン/90+6.3プログレッシブキャリー/90という「奪取+運搬」特化型だった。
この違いを前提に考える。
バレバ × メイヌー
相性評価:8/10
天井:9.5/10
即時安定性:6.5/10
このペアの最大の魅力はプレス耐性だ。
メイヌーは狭い場所でボールを身体から離さず、半ターンで相手を外すタイプ。バレバは同じ「相手を外す」でも、より大きなスペースと加速を使う。
つまり、
Mainoo=狭い場所で外す
Baleba=外した後に20m運ぶ
という連鎖ができる。
プレミア公式データでは2025/26のメイヌーはパス成功率89.2%、57.0パス/90。安全にボールを循環させる能力は高い。
一方で弱点も明確。
メイヌーのプログレッシブパスは1.5/90、ラインブレイクパス4.9/90。ティーレマンスほど「低い位置からパスだけで相手を分解する」選手ではない。
バレバも前方パス比率が23%だった時期がある。
したがってこの二人だと、強いプレスを受けた試合では非常に魅力的でも、相手が5-4-1で低く構えて何も仕掛けてこない試合では、
「誰が試合のテンポを決めるのか」
が問題になる。
その場合、CBのリサンドロ・マルティネスやブルーノ・フェルナンデスへの依存が高まりやすい。
バレバ × アンドレイ・サントス
相性評価:8.5/10
守備強度:9.5/10
ビッグゲーム適性:9/10
一番「相手にしたくない」ダブルボランチかもしれない。
サントスは2025/26にグラウンドデュエル勝率67.8%、タックル成功率74%。パス成功率90.1%で、被ボールロストも非常に少なかった。
そこへバレバのスピード、フィジカル、キャリーを加える。
役割は、
Santos=位置を守る/回収/ファーストパス
Baleba=広く出る/追い込む/運ぶ
と分けるのが理想だ。
サントスは14.4本/90の前方パスを出しており、メイヌーの13.5、ウガルテの13.0を上回った。
したがって「守備型二枚だからボールを出せない」という組み合わせではない。
ただし最大のリスクは若さと守備衝動の重複。
ともに22歳で、二人ともボールを奪うことを得意とする。そのため相手10番へ縦パスが入った瞬間、
バレバも出る。
サントスも出る。
その背後の9番へボールが落ちる。
という事故は防がなければならない。
二人同時起用なら「片方が出たら片方は絶対に残る」というルール設定が必須だ。



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