公式エラーはわずか3回。アモリム&キャリックがパズルを解いた「ハリー・マグワイア完全再生」の全貌

COLUMN(コラム)

2. ルベン・アモリムの3-4-3における「ラストピース」としての昇華

マグワイアの完全なる復活、そして「戦術的適合」を完成させたのが、2024年末に就任したルベン・アモリム監督の3-4-3システムであった。

3バックの中央(リベロ位置)に配されたマグワイアは、左右のセンターバックが機動力を活かして脇のスペースをカバーする構造により、自身の最大の弱点である「広大な背後スペースへの走力戦」を回避することが可能となった。

マンチェスター・シティとのダービーマッチにおいて、アモリムはマグワイアを3バックの中央に抜擢し、世界最高峰のストライカーであるアーリング・ハーランドのマンマークを命じた。この試合でマグワイアは、ハーランドを物理的に圧倒し、完封することに成功した。

この試合でマグワイアが記録した個人スタッツは、3バックシステムにおける彼の適性を極めて雄弁に物語っている。

  • インターセプト数:5回(試合中最多)
  • タックル数:3回
  • 空中戦勝利数:2回
  • ヘディングクリア数:3回

アモリムは試合後、「マグワイアは3バックでプレーする際、非の打ちどころがない。彼は中央の位置において完璧なディフェンダーだ」と絶賛した。

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