2026/27シーズン開幕からプレミアリーグで1勝1分1敗、直前のUEFAチャンピオンズリーグリーグフェーズ第1節サバフ・マサジル戦で4-0の快勝を収めて迎えたオールド・トラッフォードでの第199回マンチェスター・ダービーは、0-1という冷徹なスコアで幕を閉じた。
前半23分にフィル・フォーデンが一発退場となり、マンチェスター・ユナイテッドが67分間以上にわたり数的優位を享受した事実を鑑みれば、この「0-1」を惜敗や不運という情緒的な言葉で片付けることは許されない。GW1ハル・シティ戦で「ボール保持=支配」の欺瞞を突きつけられ、GW2イプスウィッチ・タウン戦でスコアの爆発を経験し、GW3エヴァートン戦で再現性の萌芽を確認、そしてCLサバフ戦で異なる舞台での反復を試みたマイケル・キャリック監督のチームは、今季最大の試練を迎えた。
今季初めてのビック6(死語かもしれないが…)との対決。ここでの結果は今季の目標設定にも値するはずだった。キャリック政権では今どこに向かっているのだろうか。また、正しい方向なのだろうか。
試合概要

スターティングメンバー
両陣営のスターティングメンバーは以下の通りである。



ティーレマンスが下がってから、ブルーノの位置は実に曖昧であった。ボランチなのか、メイヌーの前に配置しているのか。本人が、ポジションを探っている間に存在感は失われた。
ユナイテッドのベンチにはGKダーロウ、DFマズラウィ、ヨロ、ヘヴン、MFサントス、マウント、レイシーが残ったが、中盤の構成力を変える駒としては投入されなかった。
欠場者およびコンディション要因
ユナイテッドは左SBの主軸であるルーク・ショーが筋肉系の負傷により引き続き離脱し、パトリック・ドルグが先発を務めた。これは、マンUにとって最大の誤算であっただろう。選手一人に対して多く進言することは避けたいが、守備、ビルドアップ、ラッシュフォードとの連動性、どれをとってもL.ショーに劣る。唯一、意外性が彼の持つ最大の武器。キャリックがその意外性に掛けたともいえるが、否。ユナイテッドの弱点として露呈した。
8月下旬にブライトンから獲得したカルロス・バレバは、コンディション調整と戦術適応の観点から招集外となった。直前のCLサバフ戦からは中2日の過密日程であり、ドルグ、L・マルティネス、メイヌー、ティーレマンス、ムベウモ、クーニャ、ブルーノの7名が連続先発となっている。彼らにはやってもらわなきゃ困るという、キャリックのメッセージであろう。とはいえ、ほとんどが質に欠けた。
シティはエンソ・フェルナンデスと新加入エリオット・アンダーソンがピボットを形成した。



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